木には調湿効果(*1)があるため、無垢の木を室内に現しで使った家は、ジメジメしがちな梅雨時期や冬場の乾燥する時期でも室内が快適な湿度に保たれたます。また木には、目を閉じて触れただけで、血圧の低下が見られるという研究報告があったり、木の香りには、血圧と脈拍の乱れを正し、ストレスホルモンを減らす効果があることもわかっています。住宅の床をカーペットから木のフローリングに改装しただけで、7割以上のダニが減少したという調査結果(*2)もあります。学校や老人ホームを木造にすると、風邪をひきにくくなる、集中力があがり、疲労度が少なくなるという統計も。私たちは、心身ともにリラックスできる木に包まれた空間を、人が暮らす場所として最適だと考えています。
*1・・・10cm角、長さ3mの柱の場合、湿度が40%から80%に変化すると約1.2ℓもの湿気を吸収する。
*2・・・木材の調湿効果や木材に含まれる成分に加え、ダニの生息に適した隙間がなくなったこと、清掃しやすくなったことによる。
昔ながらの木造軸組構造で造られた家は、日本の気候風土に最適なだけでなく、柱と梁が美しく組み合わされた構造美を目にすることで心に安らぎが生まれます。弘栄工務店は伝統建築を数多く手がけてきた実績に加え、時代のニーズにマッチしたシンプルモダンな空間づくりを得意としています。
正しく建てられた木の家は、大きな地震にも負けない強靭さを持ちます。10センチ角のコンクリート柱が上から支えられる強さはコンクリートが7トン。一方の木の柱は、種類にもよりますが6トンから9トン。木とコンクリートの強度は実はほとんど変わらないのです。阪神・淡路大震災では、コンクリートのビルや高速道路が崩壊した一方で、現在の耐震基準でつくられた木造住宅はほとんど無傷でした。海外でも同じような事例があり、地盤が割れて落ち込んだ家屋でも、木造住宅は原形がそのままだったといいます。
「ぎふ性能表示材」は、JAS規格に準じて岐阜県が定めた含水率・ヤング係数・寸法などの測定・表示基準をクリアした安心の木材です。腐りにくく、収縮・変形を起こしにくい充分に乾燥した木材であり、たわみにくい、堅い木材であることを認められた「ぎふ性能表示材」を柱や梁などの構造材に全棟使用しています。
岐阜県が定める3つの測定・表示基準をクリアした確かな性能の安心な木材です
県土の81%を森林が占める岐阜県では、森林の計画的な伐採が、地域の環境を守ることにつながります。岐阜県では、ぎふの森を守るために、ぎふ証明材・ぎふ性能表示材を使用することを推進しています。
の構造材は
全棟ぎふ性能表示材を
使用しています。
木が現しになる真壁造りの弘栄工務店では、表に現れる化粧材にもこだわり、飛騨の杉材を使用しています。木の性質・木目を読み、美しく収める熟練の技をもった大工さんが造り上げる木の家だからこそ木材にもこだわります。また、飛騨には戦後植えられた良質な杉材が豊富に生えています。全国でも森林保有面積率第2位である岐阜県の良質な木材を使用することは、岐阜県の森を守ることにも繋がります。