「趣味と暮らす第２の住処」竣工

2月吉日、美濃加茂市にてY様邸が竣工しました。

生活のしやすさはもちろんのこと、旦那様と奥様どちらも多彩なご趣味があったため、使いやすく、楽しんで生活していただける空間を目指して間取りから細かな家具までご提案させていただきました。

玄関の天井は初めての施工となったデザインで、玄関とリビング境の建具上はガラスになっているため、玄関のデザイン天井がリビングまで続いているように感じられます。

キッチンは幅広タイプで使い勝手がよく、その横にはブラックウォールナットで作ったダイニングテーブルがあります。

テレビの背面は木でランダムタイルのようなデザインをご提案させていただきました。

ランダムな配置であるものの、バランスが良く、見た目もきれいなものになりました。

リビングにはダイニングテーブルで使った一枚板から取ったもので作ったローテーブルを置きました。

LDKの壁には旦那様のご趣味の釣りに使う竿が置けるような折り畳み式で取り外しもできるアームも取り付けられており、見た目よし、使い勝手よしの空間となりました。

寝室の天井はY様が絵を描いてくださり、それを実現させていただきました。

こちらも初めて施工させていただいたデザインで、棟梁の技術とY様のデザインセンスがマッチしたデザインとなりました。

玄関を出てすぐの場所には床が犬走から続いた土間となった収納部屋があり、ご夫婦ともにご趣味であるスキー・スノーボードの道具を収納する空間となっています。

スキー板にアイロンをかける作業台や板を立てかけるための収納ラックがあり、こちらを作る際にも実際に使われているものの寸法を測っていただいて、Y様が使いやすい、ここにしかないものを作ることができました。

写真は竣工式が終わってすぐのもので、早速スキー板やスキーウェアを収納されていましたが、寸法はバッチリで、道具にフィットしていました。

建具や照明にも奥様がこだわりをもたれており、いくつかの建具にはご自身で選ばれたステンドグラスを建具の中に組み込んだものとなっており、照明も空間の雰囲気を引き立てるものを選定していただきました。

クロスについても、たくさんの種類を選ばれて、色も様々でありましたが、それが家全体でバランスよくまとまりました。色彩関係のコーディネート力という部分では、実は奥様からこの家づくりを通してたくさん勉強させていただいておりました、、、

Y様は工事が始まってからたくさん現場に足を運んでくださり、棟梁ともコミュニケーションをとってくださったおかげで、デザイン重視の奥様、使い勝手重視の旦那様それぞれのご意見・ご提案をうまく掛け合わせて反映させた家づくりとなりました。

普段の打ち合わせについてもそうですが、ショールームにクロスを選びに行ったことも、木材市場にダイニングテーブルの板を選びに行ったことも昔のことのように思えるほど建前から完成までがあっという間でした。

自分にとっても、本当に楽しい家づくりでした。

これからはこの家で趣味をご堪能いただき、たくさんの思い出をおつくりいただきたいと思います。
ありがとうございました！

現場担当　冨内